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過去の演奏に思う
ちょっと必要があって、
もう、その曲を弾いたことさえ忘れかけていた、
5年前の録音を聴くことがありました。
ヴァイオリンとのデュオなのですが、
“ほ~、こんな演奏するんだ…”と、
まるで他人の演奏のように感じて驚きました。
自分のことを褒めてしまいますが、
“精気に満ち溢れた、素晴らしい演奏だな…”と思ったのです。
でも、今の自分にはこんな演奏はできない…と、
同時に、そうも思ったのです。

当時の自分は、バランス的に、
非常に感覚に偏ったピアニストだったと思うのですが、
その分、あたった時には大きく、
人の心に強く何かを訴える演奏ができたのです。
しかし、その反面、はずれた時には怪我も大きいので、
常にその不安を心に抱えて、本番に臨んでいたのも事実です。

あれから5年…。
その間、当時抱えていた問題を根本的に改善するため、
色々な努力を試みて、今日に至ります。
そのころ自分ができていなかったことだけに焦点を当てれば、
その問題は、見違えるほどに克服できたと、
言ってよいのではないかと思っています。

…が、その問題の解決にあたるために、
必要にせまられて外に追いやってしまった大切な感覚を、
今の自分は、完全に失っているのかもしれないと、
その録音を聴きながら思わせられました。

良い演奏は、カンだけを頼ることからは、
偶然的にしか生まれません。
知性に裏打ちされ、理性にしっかりと支えられたところにだけ、
真に自由な感覚を展開させることができるのです。
でも、さらに、その段階をもう一つ越えた最後のことを言えば、
(これは、私の好みかもしれませんが)
演奏とは、やはり直感に頼るべくものではないかと思うのです。

実は失ってはならないものだった、
あのころの感覚を取りもどすため、
少し、古い録音を掘り起こしてみようかと思います。
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【2007/11/28 23:41 】
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