移調の能力
思うところあって、特に、子供のレッスンに、
移調演奏を取り入れはじめて、
もうかれこれ二年くらいになるでしょうか…。

まだ、全部で24ある調性を理論的には知らず、
当然、演奏した経験もない初心者ですから、
教材としては、ド〜ソの5音の単純な音列しかない、
初歩教材を用いて、それを半音ずつ上げていくのですが、
2年もこのような練習を繰り返していけば、
やはり、それなりに、色々な力がつくものだと思います。

移調の能力がつくということは、
音感がよくなり、一方で技術が強くなるということ。
つまり、演奏に必要な二つの要素を強くしていくということ。
ある程度この能力がついてきた生徒を、
さらにステップアップさせるため、
この先、練習課題をどう発展させていくか…。
より、効果的に力をつけるため、よく考えてみたいですね。


【2007/08/31 23:42 】
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不思議な目
薄暗がりの中で見る、猫の目ほど不思議なものはありません。
それはまるで、美しいガラスのビー球。
驚くほどに透明で、底がないほどに深く、
そして神秘的な鈍い光を湛えています。

この瞳をまっすぐに覗き込むと、
一体、こんなに透明な瞳で、
ものを見ることができるのだろうか…と、
とっても、不思議な気持ちになってしまいます。

ちなみに、ミー子さんの瞳の色は、
薄暗がりで見ると、ちょっと深めの緑色。
ラムネの球を美しく磨き上げ、宝石にしたような感じです。
この瞳に映る世界は、一体どんな色彩の世界なんでしょうね…。
【2007/08/30 23:38 】
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原作と原典
私たちの携わる芸術派、他人の作品を演奏する再現芸術。
だから、演奏者の好き勝手のみで演奏することはできません。
もちろん、作品がよりよくなり、芸術性が高くなるなら、
原典譜を変更することだって、十分認められてよいと思いますが、
その際に、どの程度、またどのように変更するかには、
細心の注意を払います。

これと似たことが、文学の世界にも存在します。
それは、文学作品などが映画やドラマ化されること。
きっと、これを再現芸術とは呼ばないのでしょうが、
原作が存在していて、それを台本に直し映像化して、
一つの作品にするわけですから、
作曲家と演奏家の関係に非常に似ていると思うのです。

私は、映画やドラマを見て感動を受けたら、
必ず、書店に原作を探しに行くのですが、
原作を読んでみると、その内容が、
映画化、ドラマ化するにあたり、
驚くほど変更されていることがよくあります。

もちろん、その変更によって、
内容自体がすごく薄っぺらになってしまった場合もあれば、
ほとんど、不自然さを感じさせないほど、
うまく作り変えている場合もあり、結果は色々ですが、
例えば、登場人物がカットされたり、
人物のキャラクターが大きく変更されたり、
焦点の当てられる人間関係までが、変更されたりするのは、
実際、原作者にとっては、どうなんでしょうか…?

もし、私が、原作者だったとしたら、
変更すること自体よりも、
変更によって、作品の精神までが変わってしまうようなことには、
やはり、抵抗があるのではないかと思えるのです。
文学者と音楽家が、同じような感じ方をするのかどうか、
私には、よくわかりませんが、
譜面を読む時、作曲者の残した筆跡とその意図するところを、
非常に大切に扱うことを常としている私には、
実は、以前からとっても気になっていることの一つなんですね…。




【2007/08/29 23:43 】
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和声
ジャズを専門とする方との交流が始まって以来、
ずっと、感じ続けてきたこと。
私ももう少し、和声に対する意識を強める必要があるのではないか?

学生時代に、そもそも装飾音の勉強をするために手に入れた、
C.Ph.E.バッハの「クラヴィア奏法試論」。
この上・下二巻の書籍の、
第一巻の大半は装飾音の説明に、
そして、第二巻の大半は、和声についての説明に割かれています。

この時代の和声学といえば、
数字付きバス、つまり通奏低音の学問ですが、
そういう方向から、曲を眺めてみることで、
また、違った何かを発見することができるのではないだろうかと、
そんなことを思うのです。
【2007/08/28 23:36 】
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ゼミの再開
諸事情によって中断していたグループでの勉強会を再開。
以前は、指導者が集まっての指導法研究が中心だったのですが、
今回は、新たなメンバーによる、
しいて言えば、演奏法研究のようなものになるでしょうか…。
今日はその第一回目だったのですが、
けっこう活発な意見が飛び交っていたので、それぞれが、
充実した時間を過ごしてくれたのではないかと思います。

これから、月一で集まろうという話にまとまりましたが、
このような機会を持つことでしか経験できないことを、
各自が、自分自身の演奏に大いに生かしてくれれば…と思います。

【2007/08/27 00:26 】
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女王蜂
少し前にBSで放送された映画「女王蜂」。
原作:横溝正史 監督:市川崑 の作品で、
石坂浩二が金田一幸助を演じている映画ですが、
父に頼んであった録画DVDが手に入ったので、
お昼からの開き時間に、じっくりと観てみました。

この映画をはじめてみたのは、まだ子供のころでしたが、
とても印象深く心に残っていて、
いつか、もう一度観てみたいと思い続けていたのです。
しかし、改めて思ったのですが、印象深いはずです。
キャストが、もうこれぞという名優ぞろい。
仲代達也、岸恵子、高峯三枝子、司葉子、沖雅也…、
その存在だけで、その場の空気まで変えてしまい、
十二分に役柄を表現してしまう役者ばかり。

最近、こういう一世代前のような名優の数が、
激減しているのではないかと思えてなりません。
この名優たちの、内から溢れ出てくるものって、
ものすごい力がありますね。
うん、これぞ、芸の力です。
【2007/08/26 23:38 】
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ジャズライブ
9月に共演させていただくサックスの藤井政美さんと、
バークレー大学に留学中の若手ピアニスト大林武司さんの、
ライブを聴きに出かけてきました。
素晴らしいライブでした。

体中がまるごと音楽になったような、
ジャズマンたちの演奏ぶり…。
う〜ん、音楽ってこうでなきゃ!って思います。

畑の違う音楽ではありますが、
いっぱい、いっぱい刺激をもらった、
素敵な夜になりました。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

【2007/08/25 22:47 】
音楽・名曲・名演・迷演… | コメント(0) | トラックバック(0)
お気に入りの場所
夏の夕刻、ミー子さんのお気に入りの場所。
それは、ベランダ。

真夏日に焼けたコンクリートの余熱、
西日の直撃、飛び交うやぶ蚊…と、
好条件と思えるものは、一つも見当たらないのですが、
夕方17時を過ぎてどこにもいない、
呼んでも返事がない時は、必ずここに寝そべっています。
声が聞こえても、知らんフリを決め込むわけですから、
よほど誰にも邪魔されたくないのでしょうね!

一体どうして、この時間にここなのか、
いまだに理由はわからないのですが、
彼女なりの理由があるのでしょう。
手すりにもたれてふんぞり返る、その後姿は、
とても猫とは思えないほどの、ご満悦ぶりですもの!

テーマ:日記 - ジャンル:ペット

【2007/08/24 22:48 】
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演歌のリズムに学ぶ
ある知人に、演歌のメロディーの書き取りを頼まれました。
俗に言う聴音というやつですが、
演歌のような、独特な歌いまわしのある作品の聴音をやってみて、
思わず、すごくよい勉強をした気がしています。

歌い回しとは、私たちの世界でいえば、
アゴーギックやルバートにあたるものですが、
独特なルバートを持ったものを譜面に書こうとすると、
楽譜にすることに、どうしても無理が出てきます。
つまり、「う〜ん、これは楽譜に書けない…(-_-;)」
っていうのが、実際にあるのです。

そこに歌われているリズムが、数学的には片付かないリズムで、
言ってみれば、非常に柔軟性に富んだ自然な躍動なのです。
そこで、どうするかというと、
仕方ないので「しいて書けばこうなるか…」と、
限りなく実際に近い音符を、選択するわけです。

当然、クラシック音楽も同様で、
作曲家の頭の中には、コチコチの、
印刷体の音符のようなリズムがあったわけではありません。
演奏者である私たちは、このことを忘れてはならないと思うのです。

そういえば、私は、グリーク自身が演奏した、
余情小曲集の「蝶々」という小品の録音を持っていますが、
一見、譜面に書かれたリズムとはほど遠いともいえるほど、
大胆なルバートのある演奏でしたね…。


テーマ:日記 - ジャンル:日記

【2007/08/23 01:16 】
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ホットコーヒー
熱くなければコーヒーではない…と思うわけで、
私は、アイスコーヒーを飲むことはありません。

この蒸し暑さの中でホットコーヒーを飲めば汗だく。
それでも、熱いコーヒーを喉に通すことで、
なんだか、妙な落ち着きを得るのです。
だから、街で飲もうが家で飲もうが、
コーヒーだけは必ずホット!

ただ、私の場合、ミルクとお砂糖を入れてしまうので、
いくら汗をかいても、
コーヒーダイエットとはいかないんですがね…(^^;)。
【2007/08/22 21:41 】
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緊張・解決のアクセント
クラシックとジャズの大きな違い。
それは、アクセントの位置。
特に、俗に緊張と解決といわれる和声進行のアクセント。
これが、非常に対照的で面白いといえば面白い。

クラシックの場合、緊張の音にはアクセント、
そして、解決の音は、
基本的にぬけたような柔らかい音が求められますが、
これが、ジャズでは全く逆になるのです。

バラードのような、ゆったりとした曲では、
この特徴は、かなりクラシックよりといえますが、
少しアップテンポの曲になると、
この緊張解決のアクセントのつけ方が、
その曲に、ある種の活力とか独特のリズム感を与えることになります。

いわゆる聴く音楽としてジャズを楽しんでいたうちは、
このようなことを強く意識することはなかったのですが、
実際に自分が演奏するとなると、話は別!
すでに無意識レベルまでになってしまったことと、
全くさかさまなことを実演するわけですから、
上手に頭を切り替えていかなければなりません。
【2007/08/21 00:34 】
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アイスクラッシャー
食欲の秋間近…というには、多少残暑が厳しすぎますが…(^^;)、
とにかく、ここのところ食の話題が続いてます。

先日書いたカクテルの味が忘れられない私…。
どうしてもアイスクラッシャーが欲しくなり、
とうとうネット検索を始めました。
それが、思ったよりずっと手に入りそうで、
この分では、間違いなく買いますね…(^^;)。

とりわけカクテルのためばかりでもないのですが(←言い訳)、
おもてなしのためのフレッシュジュースも、よく作るので、
クラッシュアイスがあれば、
それらをお洒落に演出できるかな…と

今年も、残暑はまだまだ当分続きそうだし…、
やっぱり、買いましょ

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【2007/08/20 23:56 】
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完熟トマトの冷製パスタ
残暑厳しき、今日この頃。
さすがに熱いものは喉を通りにくいです
そこで、今夜のメニューは完熟トマトの冷製パスタ
サラダにするには熟れ過ぎているトマトですが、
糖度は最高で、味は抜群。

完熟トマトをざく切りにして、
レモン汁、トマトケチャップ、バルサミコ酢、
オリーブ油、バジル。塩コショウを合わせたものと和えます。
冷製パスタによく合うカッペリーニを柔らかめにゆでて、
水に放してからさまし、ザルにあげます。
布巾で水気をしっかり拭きながら、
先ほどのトマトと和え、味をなじませます。

冷蔵庫で30分ほど冷やしていただくと最高!
完熟トマトの甘みがしっかりしているので、
よく冷えた辛口のスパークリングワインと相性抜群
材料も安価で、レシピも簡単
蒸し暑い夜のイタリアンは、これに限ります


【2007/08/19 23:58 】
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カクテル
昨日、友人の案内で連れて行ってもらったスタンドのカクテル
これが最高の味でした!

フルーツカクテルなのですが、
いわゆるシェーカーで作るのではなく、
生のフルーツを100%のジュースにして、
クラッシュした氷の中に流し込んだもの。
ウォッカベースのピオーネ、ピーチ、
グレープフルーツ(白)、グレープフルーツ(赤)…と、
おすすめのものを一緒に楽しんだのですが、
まるで、ウォッカで大人の香りを装った、
高級品のフルーツそのものを、贅沢に食べた気分でした。

お砂糖でなく果糖の甘みだけなので、口に甘さも残らず、
なんといっても味わいが健康的。
人工的でない味って、やはり最も美味しいものなんですね。

これまで、カクテルにはあまり興味がなかった私ですが、
ちょっと、うちでも試してみたくなりました
【2007/08/18 00:52 】
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自分と近い人
人と人とが近くなるのには、時間がかかるもの。
出会って間もなく、急に自分と近い何かを感じた時、
それは、錯覚である場合が多いように思います。

人って簡単に解れるものではありません。
人間はどこまでも多面的で、
だからこそ、第一印象に左右されず、
その人の、あらゆる面を知っていかなければ、
本当に、その人を知ったことにはならないのです。

はじめは、一番自分に近いと思っていた人が、
時がたってみれば、案外そうでもなく、
逆に、はじめは殆ど眼中にもとまらないほど、
存在の薄いかった人が、
気づいてみれば一番近くにいた…。
自分の人間関係を長いスタンスで眺めてみた時、
こういうことって、意外に多いことだという気がするのです。

テーマ:こころ - ジャンル:心と身体

【2007/08/17 01:54 】
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虫のおうちのカレンダー
お盆に入ってから、
新聞紙上を毎日にぎわしている猛暑記録。

そんな中、昨夜、夕涼みがてら、
窓から外の草むらを眺めていたら、
鈴虫の声が聞こえてきました。

私が子供のころは、お盆明けには必ず暑さが峠を越し、
この鈴虫の声は秋のさきがけの風物詩でしたが、
さすがに、この猛暑では秋を感じることはできません(+_+)。

しかし、これだけは不思議なんですよね…。
残暑による人間の感覚は狂っても、
昆虫の感覚は狂わないのでしょうか?
どんなに猛暑が厳しくても、
毎年必ず、お盆が明けるころに、
その第一声を耳にすることは、今も昔も変わりません。

う〜ん、なんなんでしょうねぇ??
虫のおうちには、きっとカレンダーがあるに違いありません。
【2007/08/16 18:07 】
雑感 | コメント(0) | トラックバック(0)
だっこ〜!
現在帰省中の一歳半になる姪御。
帰省すれば、お母さん以外にもお守り役がいっぱいいるので、
“だっこ〜、だっこ〜!”と一日中おねだりです。
しかし、子供って重いですね…
お守り役の一員となった私も、彼女を抱っこしてお散歩しましたが、
もう、左腕が笑っています!

それに比べれば、ミーちゃんなんて軽いもの。
抜け毛で多少服は汚れてしまうけど…(^^;)。
やっぱり私は、ミーちゃんだけで充分です。

【2007/08/15 20:29 】
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音の環境
田舎に帰って何時も思うこと。
それは、なんと言っても音の環境が良いこと。

日中にはせみの声、夜になればかえるの声、
遠くから犬の遠吠え、耳を澄ませば、
海岸から潮騒の音…。
それ以外には何も聞こえません。

音楽の中には、このような自然の音描写が溢れています。
その音自体を体が知らなければ、
そこに発想を求めることはできません。
子供時代を、こういう自然の音に囲まれて育った私は、
音楽家として本当幸せだったのだなと、
今更ながらに思うのです。


【2007/08/14 21:07 】
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豊富なお魚
只今、お盆で里帰り中。
夕方、夕食のためのお買い物に、
久々に近くのスーパーに出かけたのですが、
お魚売り場のお魚の多さに感動してしまいました

この近辺は海が近いせいでしょうか、
スーパーのお魚コーナーは、質・量ともに、最高!
一匹物から切り身、お刺身は盛り合わせから柵のものまで、
色んな種類の生きの良いお魚が、所狭しと並んでいます。

広島に越してからは、
スーパーにお魚が少ないため、
あまりお魚料理をしなくなりました。
う〜ん、これだけ材料に恵まれていたら、
もっと、お魚料理をするんだけどなぁ…
しばらく立ち止まって、
お魚のウィンドショッピングを楽しんでしまいました
【2007/08/13 22:43 】
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膨らんだりしぼんだり…
猫は、よく眠る動物として知られていますが、
私は、眠っている猫のお腹が、呼吸によって、
ゆっりと膨らんだりしぼんだりするのを見るのが、
大好きなのです。
このゆっくりとしたお腹の動きに、
生命の息吹を感じるからです。

猫の寝顔は、まさに至福の表情で、
この上ない安らぎを与えてくれますが、
そこから視線をはずしてお腹に目をやると、
ふっくらと膨らんだりしぼんだり…。
究極の癒しなんですよね〜(*^^*)。

テーマ: - ジャンル:ペット

【2007/08/12 23:01 】
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仕切り直しの手始めに
昨日一つ本番を終えて、一段落。
次の本番に向けて仕切り直しの手始めとして、
今日は、まず大掃除!

レッス室も気づかないうち、
かなり汚れがたまっていて驚きました。

理屈だけで言えば、
一曲だけ演奏するグループコンサートは、
始めから終わりまで自分で演奏するコンサートに比較すれば、
負担は軽いはずなのですが、
雑然としたレッスン室を片付けながら、
1曲弾くのも10曲弾くのも、
実は、同じなのかも知れないな…と思いました。

掃除機をかけて、散らかした楽譜を書棚に整理して、
ピアノを磨いて…。
ウソのようにサッパリしたレッスン室で聴くピアノの音は、
やっぱり、清潔に澄んでいますね!

テーマ:日記 - ジャンル:日記

【2007/08/11 00:04 】
レッスン室 | コメント(0) | トラックバック(0)
ジャン・フィリップ・コラール
この度、自分が本番のためにレパートリーの一つにした、
フォーレの「ヴァルス・カプリース第1番」。
この曲は、学生時代からのお気に入りで、
CD録音で死ぬほど繰り返して聞いた曲の一つです。

フォーレの全曲演奏録音といえば、
ジャン・フィリップ・コラールかエリック・ハイドシェック。
私は、断然コラールのほうが好きで、全集をCDでそろえています。

さて、自分がこの曲をさらい始めてから、
私は、この死ぬほど繰り返し聞いた録音を再度聴くことを、
ずっと避けてきました。
理由は簡単で、この曲に限ったことではなく、
先入観に左右されず、
楽譜からオリジナルな音楽を引き出したかったから。

そして、昨夜、自分のオリジナルの決定版が、
ある程度定まったところで、
本当に久々に、このCDを聴いてみたのですが、いや、驚きました。

私は、コラールの生の演奏会も、東京時代に聴いているのですが、
そのイメージは、どちらかというと、
アカデミックとは少し距離のあるもので、
緻密という質のものではなく、むしろ粗い。
ただ、理由なく、私には好きな演奏家だったのです。

でも、自分が実際に、
その譜面を知り尽くした上で彼の演奏で再度聴いて、
彼の演奏が、独自の表現法ではありながら、
いかに楽譜に忠実な演奏であるかを、改めて知りました。

つまり、フォルテのところはフォルテに、
クレシェンドのところはクレシェンドに、
リタルダンドのところはリタルダンドに、
アラルガンどのところはアラルガンドに…、
挙げればきりがないのですが、
とにかく、単純に楽譜に忠実な演奏なのです。

私はこれまで、楽譜に忠実な演奏とは、
ただ、丁寧で緻密で全てにおいて体裁が整っていて、
悪く言えば単に用心深い感じにまとまるものだと思っていたんですが、
大胆で、むしろ粗い演奏でも、楽譜に忠実ってあるんですね。

それに比較すれば、私のヴァルス・カプリースなんて、
なんとお上品なことか…。
まるで、茶室で庭園を眺めながら茶の湯をたしなむがごとく…です。

ハチャメチャに羽目をはずした笑い声がいたるところから聞こえる、
絵画で言えば、ルノワールのムーラン・ドュ・ラ・ギャレットのような、
そんな音楽になって、初めてヴァルス・カプリースなんですよね。

お気に入りのこの作品、
是非、今後も手を入れ続けていきたいと思っているのですが、
次に、公開演奏会で披露する時には、
ちゃんとヴァルス・カプリースとして演奏したいなと、そんなことを思います。

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

【2007/08/10 01:43 】
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フルコンとC7
フルコンとC7の差。
本番のピアノがフルコンである時、
毎回同じことをくどくど言ってる気がしますが。
やはり、この差の大きさを痛切に感じるわけです。

私には、一音の中の音色のニュアンス幅が、
C7とフルコンでは、倍以上違うように感じます。
もちろん音量も違うのですが、
音色の数が圧倒的に違うということが、
演奏に及ぼす影響は壮絶なものがあります。

例えばペダルの使い方。
一般的には、大きいピアノほど音量が大きいので、
ペダルを短めに使うと思われがちですが、
私は、全く逆だと思うのです。
つまり、大きいピアノであればあるほど、
長いペダルに耐えることができるので、
大胆なペダルをふんだんに用いることが可能です。
特にフルコンクラスになると、
微妙なニュアンスの音色がピアノの中に沢山あるので、
小さなピアノでは混ぜ合わせることができない色も、
全く気にせず混ぜ合わせることが可能で、
それが、響きの魅力になることはまれではありません。

特に、19世紀以降の作品になると、
こういうペダルの使い方こそが、
作品の味を出すことにつながるので、
やはり、大きなピアノで仕上げをしないと、
作品自体が小さくなって、色合いも単調になってしまう…、
そんな気がします。

明日は本番なのですが、今日リハを終えてみて最大の反省は、
ホールを借りて、もっとフルコンで練習するべきだった…ということ。
そして、大きなピアノでの本番を、
もっともっと経験しなければいけないな…と、
そんなことを思ったのです。

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

【2007/08/09 00:16 】
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重いエスプリ
明後日弾く、フォーレのワルツ・カプリースを、
“今さら、やめよかな〜〜”と思いつつ録音してみたのですが、
案の定、重いんですわ…(-_-;)。

丁寧を心がけると、必ずこうなるというのがわかっていたので、
気をつけていたつもりだったのですが…、
う〜ん、難しいものですね〜。

これまで、自分が演奏して、
ことの他評判の良かった作品を思い返してみても、
軽い作品など一曲もなく、妙に神妙な作品とか、
胡散臭いほどに宗教的な作品とか、
いわゆる、重い、濃い、くどい系統のものばかり…。
つまり、好きではあるけど、
ワルツ・カプリースなんて、苦手の分野なんですよね〜。

私は、性格的に決して生真面目な方ではなく、
遠目に見ていた人には、いざ近くなると、
引かれてしまうほど、際限なく羽目をはずしたり、
ジョークも連発するほうなのですが、
考えてみれば、そのジョークも、
機知に富んだ軽い冗談というよりも、
わかる人にしかわからない究極のブラックジョーク系。

どう考えても、フランスのエスプリには遠い私。
そう考えると、いまさらながらに選曲ミスか…と、
思わないではないんですがね〜(^^;)。

テーマ:ピアノ - ジャンル:音楽

【2007/08/08 23:52 】
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葛藤
安定性を求めると、面白くなくなるし、
面白さを求めると、暴走行為に走ってしまう。
この葛藤は、永遠の課題のように思えます。

自分の演奏と名人大家の演奏を比較するのは、
はなはだ気が引けるのですが、
大家の演奏でも、同じ曲が何度も録音されている場合、
そういう、狭間の行き来を感じることがあるように思います。

どちらが優先されるということではなく、
どちらも兼ね備えた演奏が、いわゆる良い演奏なのですが、
これ、言うは易く行うは難し…。
一筋縄ではいかないのです。

テーマ:ピアノ - ジャンル:音楽

【2007/08/07 01:10 】
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幸せになる方法
「幸せになりたい」
誰もが共通して思うこと。
人は誰でも、本能的に幸せを求めます。

ただ、何が自分を幸せにしてくれるのかを、
しっかりと見極めることは、そう簡単なことではありません。

お金持ちになれば幸せになれる、地位や名誉があれば幸せになれる、
そんな錯覚から、幸せを求めているつもりが、
実は、不幸へと続く道をまっしぐらなんてことは、
珍しいことではないように思います。

自分を本当に幸せにしてくれるもの、
それが、なんであるかを見極めることができたなら、
幸せをつかんだも同然。
それほど、自分が本当に求めることは何かを知ることは、
難しいこと…。
誰からの影響も受けなピュアな心になってみることで、
その答えは見えてくるように思うのです。

テーマ:ひとりごと - ジャンル:心と身体

【2007/08/06 00:09 】
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エアコンの進歩
昨年買ったレッスン室のエアコン。
この子が、賢くて驚いています。

エアコンは、光熱費がかさむというイメージから、
実は、昨年はあまり使用しなかったのですが、
今年は、常に除湿でフルに利用しています。

…というのも、除湿機の除湿機能よりも、
エアコンの除湿機能のほうが格段に上!
もちろん、消費電力はエアコンのほうが多いのですが、
エアコンの除湿で下がった湿度は、
簡単には元に戻りません。
なにより、除湿しながら温度調節ができるので、
冷えすぎることも、逆に気温が高温になることもないんですね。

電気機器の発展って、本当にすごいです!
【2007/08/05 23:53 】
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得な人
「人徳」とまでは言えないかもしれないけれど、
いわゆる“得な人”というのは、いると思います。

どうしようもないことばかりをやるし、
結構な頭痛の種を繰り返し蒔いてくれる。
それなのに、なぜか最終的に、
その人を受け入れざるを得ないような、
言葉では言い表せない、憎めない何かを持っているのです。
こういうのって、理屈ではないんですよね。
きっとその人の、心のありあり方なんだろうと思います。

その人は、いつも笑っています。
もちろん、泣きたい時も、怒りたい時もるのでしょうが、
それでも、笑っていられる心を持っているのです。
この、持って生まれた才能とも言うべく心のあり方が、
その人に、福を呼び込んでいるのではないかと、
私の目には映るのです。
【2007/08/04 02:20 】
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まず、リズムから
他人の作品を演奏するからには、読譜は宿命です。
読譜なんて、本当は習慣みたいなもので、
慣れてしまえば、なんてことないのですが、
これを苦手としている生徒は結構多いのが現実。

うち9割9分の生徒は、リズムの読譜が苦手です。
例えば、学校で習うようなよく知っている曲で、
その曲を口ずさむことができても、
譜面を見ながら単独でリズム打ちだけをさせるとサッパリ…、
なんてことは、珍しいことではありません。

譜面を追いかける時、
音の高さは、目先のことなので、
正確に追いかけようという意思が働きやすく、
そこに目が奪われてしまい、
リズムが置き去りにされてしまうようですが、
本来これは、完璧な本末転倒なのです。

読譜の苦手な人は、
まず音を出す前にリズム打ちを徹底的にやってみて、
その後で、リズムに音を乗せていくという方法を薦めます。
おそらく、漠然としていた楽譜が、
驚くほどわかり易く感じると思います。

テーマ:ピアノ - ジャンル:音楽

【2007/08/03 01:52 】
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ネジの締め直し
曲が仕上がってきて弾き込みに入る。
いよいよ仕上げの段階で、
弾くことが最も楽しくなる時時ですが、
実は、最も練習に注意を要する時期でもあります。

指も動き、思い通りのテンポで弾ける。
曲の雰囲気に、自分自身を任せることもできる。
もちろん慎重に慎重を規しているつもりではありますが、
やっとの思い出たどり着いたこの領域で、
存分に楽しみたいという欲求も、実際、理性の下にはあるわけで、
ついつい冒険心が起って、
少し危ないことにも、手を出してしまいたくなる…。
そんな遊び心が、
これまで、しっかりと締めてきたはずのネジを、
知らず知らずのうちに緩めてしまうのです。

ただ、これは、必要悪とも言えるでしょう。
だって、遊び心のない演奏なんて、
結局は、つまんない演奏なわけですから。
でも、緩んだネジは、やはりしっかりと、
締め直しておかなければなりません。

組み立て式の家具のネジだって、
実際にしばらく使ったら、ネジが緩んできます。
本当の意味で、ネジがしっかりと締まるのは、
この締め直しをした後なんですね。

テーマ:ピアノ - ジャンル:音楽

【2007/08/02 22:30 】
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勉強会
以前、月1で実施していたグループでの勉強会。
参加者にプライベートな事情ができたり、
私自身の引越しが重なったりで中断していたのですが、
8月から、新しいメンバーで再開することになりました。
探究心旺盛で、性格的にも活発なメンバーがそろったので、
今からとても楽しみです。

こういう勉強会のために作成した資料が、
テーマ別に山ほどあるのですが、
これらの資料も、この機会に見直して、
私自身も、しっかりと復習を試みてみようと思います。

ピアノは理屈で弾けるものではありません。
…が、たとえ優れた感覚を持っていたとしても、
それに、理論的裏づけを加えられるくらいの知識は、
持っていなければならないのではないかと、
私は、思っています。

英語を、文法・リーディング・作文・会話に分けて、
効率学んでいくのと同じようなことが、
質の高いピアノ演奏を目指すには、是非必要です。
生徒たちが、それぞれの演奏にその知識を生かせる、
有効な勉強会になるように、
しっかりと、指導計画を練りたいものです。



【2007/08/01 00:35 】
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