ウィーン室内合奏団大阪公演
ウィーン室内合奏団の演奏会を聴きに、
大阪まで行ってきました(^^)。

在欧中に一緒に仕事をしたことがきっかけで、
もう10年以上の公私にわたるつきあいが続いている、
ウィーンフィルの第1バイオリン奏者 Jun Keller。
彼は、この室内合奏団にも所属しているのですが、
こうして、フィルハーモニカーやオペラ座、
室内楽の合奏団として来日する度に、
時間があれば会おうと日程を知らせてくれるのです。

もちろん、来日中は毎日のように演奏会、
そして、その合間にリハやミーティングという、
超〜ハードスケジュール。
私の方にも動かせない仕事があるので、
なかなかお互いの時間が合わないのですが、
うまく会えることになった時には、
いつもコンサートやリハーサルに招待してくれるのです。

今日のプログラムは、前半が、
モーツァルトのディヴェルティメントに始まって、
クライスラーのカルテット、
そして、R.シュトラウスの「ばらの騎士」のワルツ。
後半はJ.シュトラウス二世のワルツやポルカを集め、
アンコールの最後をラデツキーー行進曲で締めるという、
ニューイヤーコンサート風アレンジでした。

久々に聴いた、軽くてブリリアントなウィーンの弦の音。
やはり最高です!
特に、Keller氏が弾いていた、
彼の3本目のバイオリン(ガルネリです!!)の音色は、
しばしば第1バイオリンをしのぐ、素晴らしく甘い、豊かな響きでした。

今回は偶然が重なり、演奏会は14時開演。
その後、合奏団員はオフだったので、
一緒に食事に出かけることができ、
遠いところまで来てくれた御礼にと、
ステーキハウスで神戸牛の鉄板焼きをごちそうしてくれました(^^)。
楽しいおしゃべりにあっという間に時間が過ぎて、
結局、最終の新幹線で帰広。

久々に、日常から離れた一日を過ごすことができ、
明日からのエネルギーをしっかり充電できたように思います(^^)。
【2008/03/16 00:41 】
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ヘンデル 「メサイヤ」演奏会
昨年に引き続き、「合唱団そら」の演奏会に行って来ました。
プログラムはヘンデルのメサイヤ。
演奏会で生で聴きたいと思っても、
この辺りでは、なかなか機会に恵まれない作品ですが、
このヘンデルのメサイヤを中心として、
宗教音楽を専門に歌い続けているこの合唱団は、
毎年、この季節にメサイヤの演奏会をやっているようです。

私自身、メサイヤを生で聴くのは初めてだったのですが、
オラトリオというのは、キリスト教に縁の薄い日本人にとって、
オペラ以上にわかりにくく、遠い世界ですね…。
この作品は、1.キリストの生誕 2.キリストの受難 3.キリストの復活と永世、
という三部構成になっているのですが、
聖書に深く精通していなければ、
なかなか、その意味を把握するのは難しいのではないかなと思いました。
オペラなら、視覚から内容を把握できるし、
同じ宗教音楽でも、ミサ曲やレクイエムなら、
歌詞は典礼文で同じ言葉を繰り返すので、
音楽を音だけで楽しむことが十分に可能です。
しかし、オラトリオの場合、歌詞を理解することによって、
その音楽を味わっていくというウェイトが、非常に高いわけですからね。

さて、途中15分の休憩を挟んで、全3時間に及ぶコンサートでしたが、
素晴らしい演奏会だったと思います。
第二部のハレルヤコーラスはあまりに有名で、
もちろん、この曲のメインとなるものの一つでしょうが、
最高の感動を誘うのは、やはり、最後のアーメンコーラスです。
ミサ曲にしてもレクイエムにしても、オラトリオにしても、
終曲に至った時、他の音楽では決して味わうことのできない、
特別な感慨深さを味わうことができるのです。
それは、なんというか、
言葉を越えた、敬虔な感動なんですね。
【2008/03/02 23:37 】
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シプリアン・カツァリスのワルツ
私のお気に入りのCD録音の一つ、
カツァリスのショパンワルツ集。
こんな風にワルツを弾けたら、
どんなにか楽しいだろうと思います。

天下一品の指先の器用さと、
エスプリの香り漂う抜群の音楽センスで、
まぁ、自由奔放に遊ぶ遊ぶ…。

彼の演奏会は、日本・海外の両方で聴きましたが、
プログラムの中に、このワルツは、
残念ながら含まれていませんでした。
一度、生で聴いてみたいものです。
【2008/01/08 23:34 】
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スクリャービン 「左手のためのノクターン」
このノクターンの作品番号は9−2。
作品9−1は、同様に左手のための作品で、
「左手のための前奏曲」となっていて、
私は、この二つの作品は、当然、一曲として、
並べて演奏するのが良いのではないかと思います。

もう長期にわたり、右手を壊している生徒がいて、
ずっと、左手のための作品ばかりをレッスンしているのですが、
探せば数ある左手のための作品の中で、
私は、この曲が郡を抜いて大好きです。
左手一本で弾くために、こんな作品を生み出したなんて、
天才の頭の中って、きっと、
凡人には想像のつかない構造なんでしょうね。

この作品は、スクリャービンが右手を壊した折に、
作曲したものだそうですが、
片手のために、これほどの作品を書けるなら、
もしかしたら手を傷めたことも、
凡人の私たちほどの苦痛ではなかったかもしれない…、
と思うわけであります(^^;)。


【2007/12/29 22:52 】
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カプリッチョ
R.シュトラウスのオペラに「カプリッチョ」というオペラがあります。
これは、彼の最後のオペラですが、
美の極致といわれるほど美しいオペラです。

その中のある場面に、チェンバロ伴奏によって、
テノール歌手が歌うソネットがあるのですが、
このソネットが、また、いかにもシュトラウスらしい、
豊かな情感と清潔感を兼ね備えた美しいソネットで、
私は、大好きなのです。

R.シュトラウスは、ワグナーの真の後継者ですが、
ワグナーがあまりにも偉大すぎたため、
ワグナーほどの注目を浴びることはなく、
取りざたされることもないようですが、
シュトラウスには、ワグナーによって極限まで肥大したものを、
もう一度洗練し、過剰なものを全て洗い流したような、
成熟した清潔感があるような気がします。
決して、脂っこくはないのだけど、
しつこさを感じさせない味の中に、
微妙な味わいを、どこまで感じさせるような…。

このカプリッチョの最終場面には、
その音楽とステージでのシーンがマッチして、
一度見たら、誰もが忘れることのできないであろう場面があります。
もう一度みたいオペラは数知れずありますが、
このあまり知られていないオペラは、
私にとって、その筆頭に挙げることのできるオペラです。
【2007/12/06 23:16 】
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