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在欧中に、ちょっとした縁から、 カヌーの国際大会で通訳のお手伝いをさせてただいて以来、 今日まで毎年年賀状を交換させていただいている、 その世界で国際的に著名な方。 その方からの年賀状は、 いつも深い尊敬の念を抱きつつ読ませていただいています。 スポーツ界の方なので、 決して特別に文章力が秀でているわけでもなく、 むしろ、短い言葉を訥々と並べただけの、単純な文章なのですが、 一つ一つの言葉が、本当に深いんですね…。 長年、世界選手権に送り出す選手の指導に携ってきたという、 その人生観が凝縮されたような一言一言が、 胸の奥に染みわたってきます。
人を育てるという仕事には、 真の厳しさと、そして、真の暖かさの両方が必要です。 この一見表裏一体をなす両方のことが、 自分自身の中に育っていなければ、 本当の意味で人を育てることは不可能です。 つまり、真の指導とはマニュアルで片付くものではなく、 自分自身が喜びも苦悩も味わいつくし、 その域に達していなければ不可能なわけです。
苦労をしなさい。 できる限りの努力をしなさい。 そして、自分には決して乗り越えられないことがあることも、 知りなさい。 そんなことが、格言風に綴られた文章を、 また、今年も頭の垂れる思いで、 感慨深く読ませていただきました。
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